旅のはじまり!
以前ふとしたきっかけで目にした忘れられない絶景画像。
緑豊かな大地から朝日と共に浮かび上がる無数の寺院。
調べるとそこはミャンマーのバガンという場所でした。
ただ景色が綺麗というだけではなく、遠い過去から手付かずでなにも変わらない、まるで時間が止まったように見えるその壮大な光景。
どのような時代に、誰がなぜ、何千もの大小異なる寺院や仏塔を造ったのか?
想像を絶するその光景と謎の歴史的背景にとても興味を惹かれます。
実際に自分でその場所に行って見て感じたい!
とうとう我慢できずにミャンマー!!行ってみることにしました。
バガン 心揺さぶる感動の朝日
・準備編
まずは航空券。
ミャンマー(ヤンゴン)へはANAなら直行便、LCCならバンコク経由でとても安く行くことができます。
今回はJALフライトポイントも貯めたかったので東京⇒シンガポール⇒クアラルンプール⇒ヤンゴンと少し遠回り。
一番安い料金設定を選んだので乗り継ぎ便を含めて往復約6万円。
LCCよりは高いですが直行便より少し安くなりました。
そして次はビザの手配です。
現在はインターネットでeVISAが申し込めます。
追記:2018年10月より期間限定で日本人は条件を満たせばビザ無しで30日滞在可能になっています。
※eVISAサイト
入力事項に自分の顔画像が必要ですがiphoneの自撮りでも問題はなかったです。
また滞在先ホテルは入力欄がひとつなので初日予定しているホテルにしました。
クレジットカードで料金のUS50ドルを支払うと直ぐに受付完了メール、4時間後にはeVISAのPDFも送られてきます。
今は大使館に行かなくても簡単にビザが取得できます。
PDFを印刷したら準備完了。
・まずはマレーシア!
2015年11月11日出発
羽田空港到着後、航空券はエコノミーですがJGC会員特典を利用してラウンジで晩御飯です。
名物のJALカレー。
※ちょっとおしゃれなJALファーストクラスラウンジについてはこちらでどーぞ。
羽田を深夜0時05分出発。
機内では爆睡。
シンガポールに朝6時30分到着。
ここからはマレーシア航空。
安いチケットなのでマレーシア、クアラルンプールでも乗継があります。
シンガポールから1時間でクアラルンプールに到着。
乗り継ぎ便はなんと23時間後。
でも空港で待たずに入国して観光も出来るのでちょっとだけ寄り道です。
マレーシア入国はパスポートだけでOK!
入国後、現地SIM(約600円)を購入してネットに接続。
そしてスマホのマレーシア版ナビタイムを使ってみます。
日本版ナビタイムと同じで、空港から特急そしてモノレールに乗継、駅前の予約したホテルまで詳しくナビゲートされて迷うことなく到着です。
初めてのマレーシア、便利な時代ですよね。
予約したキャピトルホテル。1泊1室税サ込で5,347円。
早速市内観光へ。
まずは定番のペトロナスツインタワー。
右のタワー1が日本のハザマが建設。
左のタワー2が韓国のサムソン物産が建設。
タワー2は垂直性に問題があり、タワー1から支えるためにブリッジを追加したという怪しい噂がありましたが見た目にはわかりませんでした。
でもタワー2側に入るとやはり不安なのでしょうか、入居テナント表示は半分位しかありませんでした!! ( ゚Д゚)
夜は近くの繁華街へ。
雨が降ってきましたがそれでも屋台街はとても賑やかです。
外国人で賑わうバーの2階でビールタイム。
でもマレーシアはアルコール類の税率が高くビールも驚くほど高額です!
このハイネケンは1本約500円。
ほどほどに飲んで早々に退却。
翌朝、9時55発の飛行機なので6時にホテルを出て再びモノレールと特急で空港に向かいます。
タクシーと違って時間も正確でぼったくりもなく安くて安心。
空港ラウンジで無料の朝食をいただき、そしていよいよミャンマーのヤンゴンへ向けて出発です!!
・念願のミャンマーへ
2015年11月13日
ヤンゴンへ到着。
新しく建設される空港ターミナルが近くに見えます。
入国審査は事前に用意したevisaとパスポートを一緒に渡したら約2分で完了。
ここでもまずはiPhoneをネットに繋ぐ為現地SIMの購入です。
ミャンマーの通信会社(SIM販売)はターンテーブル近くにあります。
店員さんに2週間ぐらいネットも使用したいことを伝えたら
データー込みで11,500K(約1,150円)でした。
SIMだけだと1500K(150円)。
ネットの情報では両替について「ATMが少ない」
「JCBカードは使えない」
「日本円は両替するところが少ない」とありましたが
空港はATMだらけで全く問題ありません。
念のためドルも持って行きましたがATMからの引出しだけで十分です。
もちろんJCBカードもOK!!。
ただし日本円はまだ空港内では両替できないようです。
※追記
2016年8月ターミナルが新しくなっていました。
ATMなど詳しくはこちらでどーぞ!
タクシー受付カウンターは制限区域を出てすぐのところにあります。
市街のホテルまでは8,000K(約800円)。
料金はメーターではなく交渉制ですが空港からの料金は一律に決まっているようです。
今回依頼したタクシー運転手はとても楽しい人でなぜか運転しながらミャンマーの歌をうたってくれました(´▽`)
ホテルはM.G.Mホテル。
ヤンゴン中心部にある中華系ホテルでアーリーチェックインも大丈夫でした。
Agodaで一泊税サ込み朝食付で3,200円。
部屋は7階で改装後の為見た目も清潔感もあってよかったです。
しかし改装されていない6階以下の部屋はとても古くちょっとおすすめできないです。
ここを利用する時は事前に部屋を確認した方が良さそうです。
全体的にもグレードの割に価格は高いように感じます。
ただミャンマーは、まだホテル全体数がとても少なくどこも割高ということでした。
※2016年8月
再びミャンマーを訪問しましたので追記させて頂きます。
わずかな期間ですがホテルも増え、この時よりも価格も安く安定してきているようでした。
おすすめのホステルは「スコット アット 31ST ストリート 」
こちらでどーぞ!
ミャンマー中心部の街並み。
イギリス植民地時代に建てられたと思われる建造物も多くみられます。
・バガンまでは深夜バスが超快適!
ヤンゴンから目的地バガンまでは深夜バスで向かい、早朝到着後目的の朝日を見ることにします。
深夜バスをネットで調べたら「JJバス」がとても快適とのことでした。
しかし初めてのミャンマーネットでの情報も古くバスターミナルの場所を含めちょっと心配です。
そこで今回は、HISミャンマー支店に依頼することにしました。JJバス往復乗車券と手数料を含めてUS$61.8(約7,500円)(片道US$30とクレジット払い手数料)※1ドル=約121円
直接バス会社から乗車券を購入すれば往復約3,800円ですが、心配していたわからないことがすべて現地日本人スタッフに確認できてとても良かったです。
HISミャンマー支店の入っている建物。
外からは看板などの表示が見当たらず入口も裏側にあったため少し迷いました (-_-;)
ホテルからバスターミナルまではタクシーで約1時間位。
しかし必ず渋滞するそうなので早めに出発です。
HISで頂いた暗号にしか見えないミャンマー語で書かれた案内文をタクシー運転手に見せて料金交渉。
料金は相場の9,000K(900円)になりました。
やはり渋滞もありましたが、裏道?も通って予想より早く到着。
バスターミナル。
予想以上に広く時間もあったので早速探索開始です。
おみやげや、食堂、コンビニ、ATMなどなんでもあります。
ミャンマービール1000K〈100円)の看板があったので一杯いただくことに!
店を手伝う小さな女の子がサービスでおつまみを持ってきてくれました。
肉じゃがみたいでとっても美味しいです。
バスターミナルは行先ではなくバス会社ごとに分かれていますが数も多くかなりごった返しています。
今回のJJバス会社の建物。
出発直前にバスが到着です。
午後8時出発。
イスは3列シートで足元を含めてとても広く快適。
ブランケットに
軽食、
さらにミネラルウォーターも配られます。
途中ドライブインでの1回めの休憩。
ここで食事をとることもできます。
売店や食堂のほかにATMも普通にありました。
そして2回目の休憩。
24時間営業と思われる屋台でいっぱいです。
・ついにあの光景を!
朝5時に無事バガンの新バスターミナルに到着。
バスを降りたとたんタクシーの客引きが集まってきます。
一人の運転手に価格を聞くとホテルまではUS$20(2,420円)とのこと。
なぜかUS$でしかも明らかにぼったくり価格!!
※ちなみに後から分かった正規料金は7,000K(700円)でした。
しかし早朝で彼ら以外ほかに移動手段はありません。
仕方なく「人気スポットで朝日を見てそれからホテルに行きたい」と伝えると今度はUS$30(3,630円)と言いたい放題!!
あまりにも高いので、US$10で値下げ交渉を試みますが、折り合わず結局少し下がったぼったくり価格US$20でしぶしぶ妥協することに。
タクシーに乗って少し走るとすぐに検問所があります。
外国人はこの先、入域料が必要とのことでUS$20を支払い入域カードをもらいました。
バガンの遺跡巡りでは、たまにそのカードの提示を求められるそうです。
そしてぼったくり運転手が朝日を見るために連れて行ってくれた場所はシュエサンドーパゴダという遺跡です。
到着後、運転手に駐車場で日が昇るまで待ってもらうことを再び確認して貴重品だけ持って出発です。
まだ薄暗い中、シュエサンドーパゴダの急な階段を登るとそこはすでに人がいっぱい。
あたりが白みがかってきました。
夜明けまでもうすぐです。
黒い影であった遺跡が太陽に照らされて、徐々に浮かび上がってきます。
そうこの光景。
広大な緑の原野から無数の寺院遺跡が太陽の光とともにあらわれてきました。
空には観光用のバルーンが浮かび朝日に映えてとても神秘的。
何千年も変わらない、まるで時が止まったように感じるこの光景。
初めて見る景色なのに…
なぜか懐かしくさえ思えます。
年をとるにつれて感動することが少なくなってきたように感じていた中で、この光景は、想像を超え、やはり特別なものとして心に響きます。
今ここに来て本当に良かった!!
心からそう思える場所でした。
言葉にはできない感動の余韻に浸ったままタクシー運転手の待つ駐車場に戻ってきました。
ここからホテルに送ってもらい少し休んだら今見た不思議な遺跡を電動バイクでまわって見学です!!