2016年11月9日(水)
とってもきれいなサオビーチを十分満喫して出発。
これからフーコック探索!
なぜベトナム最後の秘境と言われているのか?
フーコック島、その全貌を知るためにバイクで縦断、
そして見つけた超巨大プロジェクトとは…?
というお話です。
まずは島の最南端の町、アントイへ。
サオビーチからバイクで15分位の近さです。
町の直前で道が狭まり凸凹になっていきます。
でも町は開けていて、とても活気があります。
漁港もとても広いです。
埠頭近くは缶詰工場もあります。
グーグルマップを見て秘境ケムビーチを目指しましたが途中に軍の施設があり、やはり陸路では無理でした。
国境の町、アントイ。
素朴で活気ある小さな町、十分雰囲気は感じられたのでここ最南端から最北端を目指します。
来た道を戻りますが見晴らしも良く、飽きることもなく楽しい道のりです。
そして島の中央、一番賑やかな市街地ユーンドンを通り過ぎると以前あった小さな旧空港滑走路。
滑走路をバイクで走る貴重な体験!
ここから先は周りにほんとに何もない田舎道がずっと続きます。
ひたすら北の村ザンヤウを目指してゆっくり爆走!
左右は原野のまま。
もうすぐ最北端。
すると全く何もなかったところにいきなりサファリパーク?
ジェラシックパーク??
そして!
大型のテーマパークも出現??
なぜ人も住んでいないこんな場所に?
すぐにネットで検索。
調べると以前行ったニャチャンにもあった大型リゾート施設「ヴィンパールランド」でした。
観覧車の奥に見えるのが併設のヴィンパールフーコックリゾートホテルです。
このホテル併設テーマパークですが、フーコック島の各ホテルからもツアーパック等組まれているようです。
また駐車場には空港から来たと思われる大型バスも何台も停まっていました。
入場料は大人1人500,000VND(2,500円)と書かれています。
営業時間は朝9時から夜21時まで。
でも全く人が見られません。
ホテル宿泊者とツアー客だけではたぶん成り立たないと思えます。
それではなぜここまで大型の施設をこの場所に作ったのか?
答えはこの場所から北側にありました。
既にほぼ完成している数百戸の高級住宅街。
海辺のその姿はまるでドバイにある別荘地帯のようです。
山側の通り道から撮影しましたがまだ人が住んでいない工事中の高級住宅街は少し異様な感じもします。
ただ南部にあった建設中のリゾートホテル現場とは違ってすごい人数の労働者が働いています。
活気もあり工事が順調に進んでいるようにもみえます。
調べると「グランドワールド」という複合リゾート施設の超大型プロジェクトでした。
施設の完成予想図もあります。
とてもおしゃれなリゾート施設というよりは、大きな街が出来上がるような感じです。
この規模で複合リゾート施設がオープンすると、観光客が増え、島の雰囲気や物価も大きく変わりそうですが、実際は、中心市街からはかなり距離もありそのまま残っている自然も広大でいい意味で影響はなさそうに思えます。
それでもベトナム最後の秘境もここまで開発が進んでいたとはびっくりです。
またここ工事中高級住宅地のすぐ横には、出稼ぎと思われる労働者千人以上が住んでいる広大なテント村もつくられていました。
ハンモックのベッドに労働者用の食堂、その質素なつくりが工事中の高級住宅とは対照的です。
しかし、みんな明るく笑顔で一生懸命働く姿はベトナム人の真面目さや家族思いの人柄の良さを強く感じました。
その場所からわずか10分位で最北端の村、ザンヤウです。
ビーチには小さな漁船がいっぱい。
海岸沿いにレストランが2軒。
生簀のある方に行ってみました。
眺めは最高。
沖に見える島はカンボジアです。
生簀にはカニやエビ、しゃこ等がいっぱい。
価格は外国人向けで少し高めです。
ビーチにも降りて行けます。
こちらは、もう一つのローカルレストラン。
のどかな感じ。
地元の人が何もしないでのんびりしている姿はどこかほのぼの。
村は高台にあります。
村の食堂。ハンバーガー(100円)やピザ(250円)。
観光客向けでしょうか?
ただここも外国人は見うけられません。
村は周回道路に沿って建物があります。
カンボジアが見えるザンヤウ。
とてもベトナムっぽい静かな落ち着いたいい感じの村。
ベトナム縦断バイクの旅はここで終了です。
リゾート開発が進むベトナムで最後の秘境と言われるここフーコック島も既に複合リゾート開発等、例外ではありませんでした。
空港も新しく大型化され、今後国際線の就航が始まると雰囲気も変わりそうですが、それ以上に広大な手付かずの自然も多くまだまだ秘境として続きそうです。
初めて来たフーコック島、短い日程でしたが大ファンになりました。
ほんとおすすめスポットです!!
2016年11月13日(日)
フーコック島を後にしてホーチミンに向かいます。
帰りはジェットスター。
次はホーチミンを紹介したいと思います。
「ホーチミン 地元の人が足繫く通うバインミー専門店とは?」