2016年8月13日(土)
ベトナム縦断の旅でサイゴンビアの魅力にはまり、次はアジアンビールを語るうえで欠かせないラオスNo.1ビール、ビアラオを目指します。
ラオスへのルートはバンコクならバスが一番お得ですが、今回は大好きな寝台列車でタイ国境の街ノ―ンカーイまで行きそこから国境列車で入国します。
しかし調べると電車での国境越えは、情報が少なくとても心配でしたが実際にいってみてその方法と金額、またおすすめ国境越え方法もわかりましたので併せてお伝えしたいと思います。
まずは寝台列車の予約です。
フアランポーン駅窓口で前日に申し込みに行きました。
駅の窓口はこのALL TRAIN TICKETSならどこでも大丈夫。
日本語は通じませんが窓口の方はとてもやさしく、慣れていて単語だけでも十分理解してくれます。
今回使用した単語は「ノ―ンカーイまで:トゥ ノ―ンカーイ」「寝台列車:スリーパートレイン」「下段ベッド:ローワァー」「往復チケット:ラウンドトリップチケット」と日程ぐらいです。乗りたい寝台列車の等級等、画像を見せても購入可能です。
また日程はカレンダーがそれぞれの購入窓口のテーブルに貼ってあるので指さしでOK!
最後にチケット記載の日程、時間、行先、座席内容(寝台下段)料金など確認があり間違えなければチケットに署名をして金額を支払い完了です。
あと購入時にはパスポートが必要ですので忘れないように注意して下さい。
チケットにもパスポートNOが表示されます。
購入したチケットです。8月14日20時発バンコクからノ―ンカーイ行き2等11号車座席9番の上段ベッドです。(下段は満席でだめでした)料金は688バーツ。
折り曲げているところにパスポートNOが記載されています。
帰りのチケット。8月17日19時10分初ノ―ンカーイからバンコク行2等5号車座席6番下段ベット。
料金は758バーツ。下段ベッドの方が少し高いですが窓があるのでこちらの方がおすすめです。
ただ今回は下段ベッドで大変なことに……(詳しくは後程に)。
2016年8月14日(日)フアランポーン駅。
駅電光掲示板で列車番号69番ノ―ンカーイ行きが5番ホームと表示されています。
駅の併設のフードコートで晩御飯。おかず2品とライスで40バーツ。
隣の席ではネコも食事中。
ただ駅構内及び列車は禁酒のため屋外にビールを飲みに行くことにしました。
駅のすぐ前にあるローカル食堂。
おつまみの代わりにフィッシュ麺を注文(40バーツ)
中ビンのレオビアで時間までゆっくり飲みながら寛ぎます。
5番ホーム。ホーム電光掲示板にも表示されてわかりやすいです。
今回は11号車。
車両NOが書いていないので手前から数えて乗り込み、中で係員にも確認をしました。
電車内の一部の座席横にはコンセントが付いています。
20時出発のためすでにベッドが準備済みでした。
出発してもベッドに窓が無く面白くないので食堂車を見に行くことにします。
見ての通りですが、お世辞にも高級感はなくきれいとは言い難い食堂車です。
また時間が遅いためか他の乗客は誰もいません。
さっきまで散々食べてから乗車したのですが、まだ食堂車を利用したことがなかったので無理して食べることにしました。
メニューはセットのみで何種類かあり、全て240バーツとかなり高額設定。
グリーンカレーと豚肉炒めセットを注文。
列車内の厨房で調理しているのが見えます。
価格の割には特別感は残念ながらありませんでした。
ただ車両がかなり揺れて食べるときにかなりこぼれました。
列車内も禁酒。
食事だけでなくビールやワインが飲めれば最高なのですが残念です。
荷物は外に置き場所がありますが貴重品が入っているので中に入れました。
中はこのように十分スペースがありますが大きなバッグは無理そうです。
朝到着前にベッドが片付けられ椅子に変わります。
洗面所。
ほぼ定刻の午前7時前に到着。
このまま電車で国境を越えるため駅窓口でラオスと伝えて国境列車チケットを購入。
20バーツ。
ラオスに電車で行くには一駅のみなので間違えることもないです。
国境を越える列車の案内板。
列車は一日2便(7:30と14:00)のみ。
ただここへの列車が遅れた場合は乗り継ぎの為到着時間に合わせて発車するそうです。
ノ―ンカーイのホーム(ここ)でタイ出国手続きをします。
そのまま奥側のホームへ移動。
タイ出国後でもホームから簡単に出入り可能な緩さが気になります。
列車で国境を越える人は少なく車内はガラガラ。
国境にある友好橋。
道路真ん中に線路がありこの電車が通るときだけ車は通行止めになります。
国境のメコン川。
写真で見たものとは違いとても濁っていてがっかりです。
わずか15分でラオスのタナレン駅に到着です。
日本人はビザ無しの窓口です。
入国書類が設置されていなかったのでどこで記入するか分からずそのまま窓口に並んでパスポートだけを提出すると中で係の人が書いてくれています。
今回は日曜日の7時45分だったので時間外国境通関手数料(BORDER CUSTOMS FEE)50バーツを請求されました。
※時間外国境通関手数料(BORDER CUSTOMS FEE)とは土日及び8時から16時以外は時間外手数料として11000キープもしく50バーツが必要です。
駅の周りは売店すらありません。
ただトイレは洋式便座でした。
(ちなみにノ―ンカーイ駅はタイ式のバケツで水を流すタイプです)
駅からのヴィエンチャン市街までの交通手段はこのミニバスのみです。
料金は100バーツ。
ただ泊まるホステルまで行ってくれます。
結局ノ―ンカーイ駅からヴィエンチャン中心部までは時間外手数料があったので電車とミニバス代を含め170バーツでした。
※タイとラオスの国境越えについての各種方法はこちらでどーぞ!
駅の裏側はこの業者のミニバスしかありません。
約40分ほどでヴィエンチャン中心部のホステルに到着です。
手持ちのタイ1,000バーツを銀行でラオス通貨キープに両替。
(10,000キープで約130円)
そしてついに目的のビアラオをコンビニで購入。
宿泊するホステルに持ち帰りグビッと一本(約70円)。
がっつりラガーの深い苦みとコク!
日本のビールよりも香りが強くしっかりしていますがとても飲みやすいです。
独特のに苦さはビール好きにはたまらない味。
泊まったホステルは「ヴィエンチャン バックパッカーズ ホステル」
Agodaで1泊朝食付で629円。
気になる今の価格と口コミ評価はこちらでどーぞ☟
ビールを飲んだら街中散策開始!
雨季でもあり、どんよりとした雲に雨。
道路にはごみが多く匂いもそこそこ。
ヴィエンチャンはラオスの首都ですが高層ビルはなくとても田舎っぽい感じがします。
市内を一通り散策、一番地元の人で賑わっている食堂で昼食です。
一番の人気メニューはホットプレートを使った鍋みたいです。
そして今度はビアラオ黒ビール。更に香りが強く苦みが料理に合います。
注文したこの麺も絶品でした。
後でネットで検索しましたが料理名はわかりませんでした。
麺はやや太く野菜を絡めて食べるベトナムホイアンのカオラウに似ています。
野菜は麺の下にたっぷり入っています。
そして夕食はヴィエンチャンの人気店へ。
ローカル食堂ですが、前で食べていた親子は高級外車で来ていました。
カオピヤック。
10,000キープ(130円)。
中心のレストラン街には日本食もありましたが、すでに閉店の店が多く全体的に閑散としている感じでした。
川沿いのちょっとおしゃれなビールバー。
ここは日本とあまり変わらない料金設定だったので入りませんでした。
メコン川へ。
曇りですが夕焼けがとても綺麗。
近くにメコン川を含めて街を一望できるバーがあったので行ってみます。
ビアラオのビッグボトルで15,000キープ(約190円)。
ちょっと高い。
でもメコン川を見ながらのビアラオは格別です。
反対岸がタイノーンカーイ。
とても近いです。
時間が早くまだ人は少ないですがとてもおしゃれないい雰囲気です。
川沿いの公園で夕方からナイトマーケットが始まりました。
昼間街中では見られないほどの観光客や地元の人でで賑わっています。
また小さな子供が一人できりもりする店もあって和やかな雰囲気。
お土産雑貨の他に衣類や靴、バッグもあり価格はタイと同じくらいでした。
(Tシャツ1枚約300円位)十分楽しめたのでホステルに戻り就寝。
翌日のホステルの朝食。
朝のメコン川。
道路はごみが多かったのですが公園は朝早くから清掃員が掃除をしていてとてもきれいです。
ラオスには2泊する予定でしたが、「メコン川を見ながらラオビアを飲む」目的を達成して満足したので途中通過したメコン川対岸のタイノーンカーイへ戻って散策することに。
ホステル近くの日本円対応の両替所。
レートがそこそこ良かったので手持ちのキープを全てタイバーツに戻します。
ノーンカーイ行き国際バスが出ているタラートサオバスターミナルはそう遠くなかったので徒歩で移動。
バスターミナル到着。
わずかな滞在時間でしたが本当のラオスを知るにはここヴィエンチャンよりもっと内陸の街に行く必要性を感じました。
次は国境の街タイ、ノーンカーイをご案内します。